かっこいい大人になりたい『具体と抽象』(細谷功)
具体例を使って分かりやすく話してくれる人ってかっこいいなあ…
と、普段よく思います。
というのも職場でそういう人がいます。
その人の性格とか趣味とかなんでもいいんですけど、要はその人に合わせた具体例を設定して、分かりずらいことを説明してくれるのです
(例えば君の好きな野球で例えると…とか)
そういう人って
「具体」と「抽象」の行き来がスムーズ
なんだろうなあ…と思っていて、それがかっこよさ、というか説明力の源泉なんだろうなと思ってすごく憧れております。
私もそういう仕事ができてかっこいい人になるべくそういう力をつけたいなということで本を読んで勉強してみることにしました。
細谷功さんの「具体と抽象」という本です。
手に取ってみると結構薄めの本で、数時間で読めるくらいのボリュームです。
世界を「具体的」「抽象的」に見るためのヒントが各章ごとに展開されています。各章も短くて本当にサラサラと読めてしまいました。
読んでみると、全体を通して
「具体」は分かりやすくて「抽象」は分かりずらいというイメージがないか?共通点を抜き出して応用可能な形である「抽象」をもっと使いこなそう!
というメッセージを感じました(個人の感想です…)
個人的にあ〜なるほどね〜と共感したのは、
「第8章 本質: 議論がかみ合わないのはなぜか」
議論かみ合ってないな〜とか、意見対立してるな〜というシチュエーションのとき、その理由は何かを考えると一方が「具体」、一方が「抽象」に着目してることってけっこうあるなと思いました。一方が「表象」、一方が「本質」と言ってもいいかもしれませんが。
そういう視点で物事を見ることができれば、状況を俯瞰して整理できたり、状況によってどちらの視点で考えるのが適切か分かったりといったことができるな!という感じがしております。
日頃から具体と抽象の二つの視点で物事を見るよう心がけてみよう。そのうち世界が変わって見えるかな🤔